『イヴの時間』の感想。未来のセックス・出産の形が大きく変わるかも・・・ ヒトの機械化・機械のヒト化 〜ヒトと機械の境目が曖昧になる時代だからこそ見ておきたい映画〜

2018年02月22日

グミサプリがないと多分栄養失調で死にます。どうも、働きたくない東大生のトノイケです。


タイトルに全てを盛り込もうとして、めちゃくちゃ長くなりましたね、はい。


いやあ、ツイッターを見てたらこんな記事が流れてきました。でん。



いやあ、これすごいですよね。落合陽一さんも語っていた、機械と人間の融合。それのまさに実践例がスウェーデンで利用されている、という記事です。


これはヒトの機械化といえるでしょう。


古くから、ヒトの機械化についての作品は多いです。


その代表格は『銀河鉄道999』


永遠に生きることのできる機械の体を求めて銀河を旅する話です。


さて、その観点から見るとある意味真逆なのが今回紹介する、『イヴの時間』です。


作品概要について。amazon prime からの引用です。


“未来、たぶん日本―――。ロボットが実用されて久しく、アンドロイド(人間型ロボット)が実用化されて間もない時代。ロボット倫理委員会の影響で、人々はアンドロイドを"家電"として扱う事が社会常識となっていた時代。頭上にあるリング以外は人間と全く変わらない外見により、必要以上にアンドロイドに入れ込む若者が現れた。高校生のリクオも幼少の頃からの教育によってアンドロイドを人間視することなく、便利な道具として利用していた。ある時、リクオは自家用アンドロイドのサミィの行動記録に「** Are you enjoying the time of EVE? **」という不審な文字列が含まれている事に気付く。行動記録を頼りに親友のマサキとともにたどり着いた先は、「当店内では、人間とロボットの区別をしません」というルールを掲げる喫茶店「イヴの時間」だった。"


これは、amazon prime 会員になれば、無料で見ることができるのですが、めちゃくちゃ深い作品です。


人間に近づきすぎたロボット(アンドロイド)は、人間とどう違うのか?ということを訴えかけてくる作品です。


この作品では、まず世界的に「アンドロイドは明白に道具であり、人間とは異なったものである」という教育がなされていることが前提となっています。


その環境があるうえでヒトとロボットを区別しない「イヴの時間」という喫茶店で、物語は展開していきます。



通常時では、非常に機械的な発言・発声をするアンドロイドも、この空間では人間と同様に、思考した発言を行い、人間と同様の滑らかな話し方をします。


そのため、リクオとマサキには、誰がロボットで誰が人間かの区別もつきません。


その中での交流を通じて、人間とロボットの間には差がなくなっているということが示されます。


むしろ、「ロボットは人間以上に情があるのでは?」と思わせるような作品です。


この作品の中でかなり大きな存在感、というか、人間世界で共有されている価値観を作り出しているのが、「倫理委員会」です。


こういったCMを流し続け、ヒトとロボットの分断を強めようとし続ける団体。


それが倫理委員会です。


見ていてすごく思ったのが、こうした世界で共有されている「常識」は、その常識を持っている人の見ている中で、それに反していることが起きると、その事態を必死に否定しようとするんだなあ、ということです。


リクオとマサキは、明らかに人間のように話すロボットに対して嫌悪感を表します。


ただ、まずどう見ても外見は人間と変わりません。



それを表現するために、リクオの視点がアンドロイドのリナの広く開いた胸元に引き寄せられるシーンがあります。


つまり、本能的に興奮を覚えてしまうほどに、外見的には精巧なのです。


かつ、発言も現実の恋愛のようです。


リナは恋人(役?)のコウジが、他の女性と二人で写っている写真を見て、「心を大きく揺さぶられ」、


「遠いんです。あなたの心が。何度会っても。寄り添っていても。不安で。やっと理由がわかりました。」


「私を一人にしないでくださいね。」


という、人間と同程度の感情があるとしか思えない発言をします。


外見的にも、感情的にも、人間としか思えないアンドロイド達。


ただ、作られた過程が違うというだけで、モノのように扱われる。


この作品では最終的に、リクオとマサキがヒトとロボットは同様である、と考えるようになって終わります。


これは2010年の作品なんですが、それから8年経って、ますます現実味を帯びて僕たちの前に現れている問題のように思います。


今はまだ、ロボットに感情のようなものはありません。


ですが


もし、そのようなものが芽生えたとしたら?


外見的にも人間としか思えないようなロボットが増えたら?


その時、私たちの倫理観は一体どうなっていくのか?


そういった、これからの世界で考えねばならないだろうことを考えるのに、非常に良い契機となる作品だったと思います。







僕がこの作品を見て思ったのは、多分家族のあり方が大きく変わっていくんだろうな、ということです。


僕はまあえっちな男なので、えっちな観点からものを見ていきます。エロ万歳。


ていうことでなぜこんなに急にエロを強調したかというと、それが必要なことだと思うからですね。


セックスしないと子供は生まれませんので。


で、ここでさっきの「リクオがリナの胸に見とれた描写」を思い出してください。


そう、この世界ではロボットは既に人の性的興奮を惹起します。


ということは、現在既に存在する


「精子保存」「卵子保存」「オナホール」「ディルド」「セックスマシーン」の技術の発展に加え、


「受精卵と胎児の培養」の技術が発展し、「セックスの快感に関するビッグデータの収集」ができれば


未来の世界では、自分のオーダーメイドした「理想の顔・体型・声」のロボットと理想的なセックスをして、かつ理想の精子・卵子を購入することによって、自身の理想とするような子供を産むことが可能になるようなことが起こりうる。


そう僕は感じました。


お前それはさすがに倫理観ぶっ壊れてるだろ、とかいう意見も貰いそうですが、ぶっちゃけ僕はこの未来がかなり高い確率で訪れてくると思います。


そして、この技術が確立すれば、人口減の問題も解決できるという優れものです。


まあそもそも人口減が悪いことかもわからない上、この未来が実現した世界では人口が増える必要があるかもわからないですが。笑


こういう、未来を考えさせる系の作品とか好きなので、なんかあったら紹介してください!


あと、この映画見たって人で、全然違う感想の人とかも教えてくれたら嬉しいです。






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