おすすめ漫画紹介コーナー①〜まじで綺麗な絵と描写の一冊〜『神様がうそをつく。』

2018年01月20日

てことでね、オススメの漫画を紹介していくことにしました。働きたくない東大生です。


参考記事:家から出たくなさがすごいので、オススメの漫画を伝えていくことにしました。


今回紹介するのは、こちらです。デデドン。



まずあらすじを書いてってから、最後にネタバレ覚悟の感想をつけて行きたいと思います。



表紙からわかる絵の美しさです。


初めて読んだ時、僕は浪人中だったのですが、


あまりの美しさに涙しました。


お気づきでしょうか。











浪人は全く関係がない情報です。

世の中には、そういった疑似相関というものが溢れているので、注意しなくてはなりません。




本題に戻ります。


さて、この漫画、美しいのは絵だけではありません。話もです。


あんまりネタバレは好きじゃないので、一言で言います。


「11歳の夏の愛惜」


です。なんかよくないですか?よくないですか。ごめんなさい。漫画は面白いんですがね。





さて、ここからはややネタバレも入っています。注意してください。


主人公は、この二人です。


男の子は七尾ナツル、女の子は鈴村理生と言います。


ナツルはサッカー少年でサッカーがすごい上手なのですが、早生まれなので体が小さいこと、父親がいないことがコンプレックスです。


一方、理生は小学生ですが、かなり大人びた少女です。。


そんな二人は、学校外で偶然出会います。ナツルの拾った猫のやり場に困ったのです。


こうして、学校外で出会ったナツルと理生はそのまま理生の家に行きます。


大人なら、大体このあとエッチなことになるのですが、彼らは子供なので、特に何もないまま終わります。



ただ一つ、理生が弟の勇太と二人きりで生きているということを伝えられる以外は。



夏休み、ナツルはサッカーの合宿があります。


しかし、ナツルはその合宿をサボります。


新しいコーチが好きではなかったのです。

そこで、ナツルと理生の奇妙だけどドキドキするような夏が始まっていくのです。



ここから先は是非自分で読んでみてください!絶対面白いんで!!




画像分が多めの記事となりましたが、この漫画の美しさが伝えられていたらいいな、と思います。


よければ買ってみそ。

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あらすじはここまでです。



漫画紹介記事一覧


こっからはネタバレありの感想です。











〜感想〜


ここまで見てきたことから察してもらえるとも思うんですが、これ、かなり内容が重い漫画です。


理生が二人暮らしをしている理由は、父親が家を出て行ってしまったから。


いやあ、清々しいくらいクズの父親ですね。クズすぎてびっくり。


まあ、クズと切り捨てるのは簡単なんですが、若い人が子供二人とおじいちゃんとの四人暮らしで疲れてしまう気持ちはわかります。


上の画像の右下のコマとかがその様子を表現するのがうまいですよね。


そして、下の画像の父親と理生の表情から、親に失望されることが子供にとってどれだけ恐ろしいことかということが描かれています。


幼い子供にとっては親が全て、という側面があります。それが如実に表されていますね。











しかし、おじいちゃんが階段で足を滑らせて、そのまま死んでしまいます。



どうしていいかわからず、理生は絶望します。


父親はおらず、周りには頼れる人がいません。


自分でなんとかするしかなかったのです。


しかし、小学生には、大人が死んでしまった時にどうしていいかなんてわかりません。


その結果、死体を庭に埋めてしまいます。



どうしていいかわからない。


しかし、警察に連絡してしまったら、これが事件になってしまうかもしれない。


そうしたら、自分たちの家族はどうなってしまうんだろうか。


何も知らない人たちに、父は悪く言われてしまうのか。


そう思った理生の、追い詰められての行動です。


健気に家族を思うがゆえの決断。




しかし、それはナツルにとって簡単に受け入れられるものではなく


その話を聞いたナツルはそのまま理生たちの家を飛び出してしまいます。




そして、そのまま新学期が始まります。


新学期、ナツルは、理生をバカにした女子を殴ってしまいます。


「なんにも知らないくせに・・・勝手なこと言うな!!」


そう言って激昂するナツル。そして、理生は涙を流します。




学校では保護者を呼んでの大騒ぎです。


どうしていいかわからず悩んだ結果、どうしようもなく女子を殴ってしまったナツル。


どうしていいかわからないまま、足が赴いた先は、好きだった、サッカーチームの前の監督のいる病院でした。


「自分のこと本当に信じてる人は何にだってなれるんだよ」


その一言で、ナツルは決意しました。




理生を救うことを。


家で絶望している理生。


「一緒に逃げよう」


そう言って、ナツルはお年玉貯金を使って、三人でできるだけ遠くに逃げることを決めます。



もちろん、それが一時の現実逃避であることは理生もナツルもわかっています。


それでも、そのまま三人は海沿いの街へ行きます。


海ではしゃいで、泊まる場所を探す三人。


そこで、自分が親から離れてこんなに遠くまで来たことは初めてだということを自覚します。


そのまま見つけた民宿に泊まろうとする三人。


しかし、子供だけのため、訝しがられる三人。


しかし、なんとか泊まることに成功します。


遊び疲れて寝てしまった勇太。


理生は押入れに入って、ナツルに手招きします。ナツルもそのまま押入れに入っていきます。



どうしていいかわからない。でも嬉しい。大切な人だと相手に伝えたい。


そう思って、二人はキスをします。


美しいですね。


そのまま、三人は民宿のおかみさんの通報を受けてやってきた警察に保護されます。


理生と勇太は施設に保護され、転校します。


そのまま、理生からの電話のシーンでこの漫画は終わりを迎えます。





すごいです。子供がどうしようもない不条理にたちむかおうとすること、それでもどうにもできないこと、でもなんとかしたいこと。


そんな、ぐちゃぐちゃの感情が、かなり上手く描かれています。


子供の時、僕たちはどうしようもないことを心配したり、変なことで不安になったり、不条理に逆らおうとしたりしました。


それでも、どうにもできない、自分たちに力がない、ということを自覚して、ちょっとずつ大人になっていったのだと思います。


そんなことを思い出させてくれる、素晴らしい作品でした。


本当に感動するので、是非読んでみてください。


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