読書をする7つの意味

2018年05月11日

 5月なのに寒すぎて目が覚めました。


 こんなタイトルの記事を出してあれなんですが、僕は別に本を読みたくない人が無理して本を読む必要は無いと思います。


 読書自体が立派なわけでもないし、読書だけで人間が賢くなるわけでもありません。


 それでも僕が読書するのはなぜか?その良さについてつらつらと書いていこうと思います。


 読書について書くとかお前はショーペンハウアーにでもなったつもりか!というツッコミを受けそうで恐ろしいところですね。


 僕の思いついた読書の意味はざっとこんなところです。


1.情報の質がある程度担保されている。

2.自分で考え出すよりも早い。

3.思考に使う材料を揃えやすい。

4.多分野について知っておくことで分野ごとの構造の理解が早まる。

5.自分だけでは思いつかないことも思考に取り入れることができる。

6.遠くの人や昔の人の考えに触れられる。

7.人と話す時に「読んどいて良かった」と思うことがある。


 一方で、読書にはデメリットもあるんですね。これは読書自体のデメリットというよりは、読書の価値を過信してしまった時のデメリットです。


 「読書を過信してしまった症候群」と名付けます。わかりやすくて最高のネーミングセンスですね。


 その症状についてはこんなところ。


1.効用を過信しすぎて読書だけしてると自身で価値を生めなくなってしまう。

2.ネットに比べて情報の早さという点で劣っているのに最新だと思っちゃう。

3.取り入れた情報に振り回され続けてしまう。

4.「知らない」って言うのが恥ずかしいことだと思いこんでしまう。


 て感じです。


 上記の部分についてちょっとずつ精査していきます。



 1つ目の意味。


  【情報の質がある程度担保されている。】


 情報の質がある程度担保されているって部分は結構同意してもらえるんじゃないでしょうか。


 現代の本では著者の方が顔を出していることも多いし、編集者さんと綿密に打ち合わせしていますしね。


 古典の方では、そりゃもう長いこと残るわけですから相当内容が良いんです。だからやっぱり情報の質は担保されている。


 現代はネット社会なわけですから膨大な情報があります。しかもその情報が正しいかどうかとかの精査はめんどくさいんですよね。



 2つ目の意味。


  【自分で考え出すよりも早い。】


 これが正直自分の中ではかなり強い意味なんじゃないかな、と思ってます。


 読書は、自分で考え出すよりも圧倒的に早く情報を得られます。そこまでに他の人が蓄積してきた思考を利用することができるわけですから。


 文字の発明で文明が進歩したっていうのに割と近い感覚かもしれないですね。世界史の教科書に書いてありました。情報の保存ができるから共有も早くて蓄積もできる。だから発展が早い、みたいな。


 自分で一々考えてたら色々大変ですよね。カレー作るんだってレシピがあったほうが良いし。それと同じことです。



 3つ目の意味。


  【思考に使う材料を揃えやすい。】


 これは2つめの意味とシナジーがありますね。シナジーがあるどころか一緒じゃね?感さえあるんですが。


 考える時に自分の頭だけで考える人っていなくて、他の人に聞いた話だったり、見たり読んだりした内容を元に考えていくわけです。


 そしてその材料が多いと、思考の幅が広がるんですね。幅が広くなると、掘れる所が見つかりやすくなって、結果的に思考も深くなっていく、っていう感じだと思います。



 4つ目の意味。


  【多分野について知っておくことで分野ごとの構造の理解が早まる。】


 これはある分野において存在する法則が他の分野にある別の法則と類似する場合があるということですね。


 例えばよく言われるのが、法律とプログラミングは文章の形が似ているとかがよく言われますね。まあ僕はどっちも不勉強なのでわからないのですけど。まあこういう大きなものというよりは、日常の小さなものについての構造の理解が早くなるって感じでしょうか。


 例えばボードゲームとかでこれは多分こういうゲームなんだろうな、ってなったりします。まあ、僕は別にボードゲームに強いとかも特にないんですけど(笑)



 5つ目の意味。


  【自分だけでは思いつかないことも思考に取り入れることができる。】


 これは2つ目の意味と3つ目の意味のハイブリッドみたいな形なんですが、別の意味にしました。これはまあニュースとかもそうなんですけど、自分の頭の中でうんうん考えているだけでは絶対に出てこないものって必ずあります。


 例えば「ポートランド」って言われてなんのことかわかりますか?僕は本を読むまで普通に知らない単語でした。こういうものも思考の材料として取り入れることができるんですね。


 ちなみに「ポートランド」っていうのはアメリカのオレゴン州の都市なんですが、再開発が非常にうまくいった都市です。そういう、完全に未知なものも思考の材料に取り入れることができます。



 6つ目の意味。


  【遠くの人や昔の人の考えに触れられる。】


 これはかなりよく言われることですよね。昔の頭のいい人や、アメリカ等遠くにいる頭のいい人の考え方に触れられる。


 まあ遠くにいる人の情報っていうのは正直インターネットとかの方が早いわけですが。しかし書籍になっているということは、その情報がただ早いだけではなく、一定の支持を得たものであるということの証左でもあります。


 また、昔の人の考え方を学ぶという点では本はおすすめです。というのも、昔の人の本って脚注がやたらと多いので、電子書籍とかだといちいち脚注に行ったりするのが面倒に感じることがあります。その点は紙の本だとパッパといけますから。「昔の人の考えは現代では間違ってることも多い。」という意見もあるんですが、考え方に触れることにも意味がありますし、どこで間違ったのかとかに興味が湧けばまた新しい知識の源が生まれるわけです。



 7つ目の理由。


  【人と話す時に「読んどいて良かった」と思うことがある。】


 これは最後の理由なんですが、まず単純に話題が増えます。世の中には結構本を読んでいる人もいるので、色々な人たちと共通の話題が多くなりますからね。


 そして共通の知識を持っているので、相手の言うこともわかりやすくなるし、自分の説明もわかりやすくできる。


 また、4つ目の理由で「多分野について知っておくことで分野ごとの構造の理解が早まる。」というのをあげたんですが、これがあると未知の知識でも理解しやすくなります。


 そうすると結果的に未知・既知の情報を問わず相手との会話のテンポが良くなるので、会話が盛り上がりやすくなるわけです。


 さて、次に


「読書を過信してしまった症候群」について見ていきます。


 これは僕も罹患しているし、世の中には結構罹患している人が多いんじゃないかな、と思います。注意しましょう。ちなみに僕は治ってません。



 1つ目の症状。


  【効用を過信しすぎて読書だけしてると自身で価値を生めなくなってしまう。】


 これはかなり陥りがちなことだと思います。というか僕は陥っています。「読書して知らないことを知るのが気持ちいい」という状態になるとこうなってしまいます。僕はもっぱらこの状態です。


 これは悪いというよりも、結果的に「何もしていない」に近い状態になってしまうわけですね。これを突き詰めていくと「未開の地にめちゃ高度な半導体が落ちてる」みたいな状態になります。


 たしかに半導体はすごい発明なんですが、それがジャングルに落ちてると普通に踏まれるだけだしその辺の石ころと変わりません。


 他の人の持ってる回路とかと組み合わせてそれは有用なものになります。バイタリティーの溢れているような人は自分で回路を作ってもいいんじゃないでしょうか。



 2つ目の症状。


  【ネットに比べて情報の早さという点で劣っているのに最新だと思っちゃう。】


 「情報の早さ」という面で見た時には確実にネットの方が早いです。まあそれは情報を出してる母体がたくさんいるっていうことに起因してるんですが。本はネットよりも多分半年とか1年、あるいはそれ以上に情報が遅いくらいのものだと感じます。基本、話題になってから書籍になりますからね。


 だから、「情報の早さ」についてはそんなに見込めないということを覚悟しておいてください。書籍の「最新刊」は別に情報が最新なわけじゃないです。出たのが最新ってだけ。これを知っておくだけで本への見方が変わる気がします。


 まあそれでも僕あんまりスマホニュースとか見ないんですけども・・・



 3つ目の理由。


  【取り入れた情報に振り回され続けてしまう。】


 これはなかなかに恐ろしいですね。当たり前のことなんですが、テーマが同じでも著者が違えば内容が全く違うものになることはよくあります。


 なので、自分の頭でどの情報を採用してどの情報を捨てるのか、ということを考えねばなりません。


 しかし、何も考えずに本の内容ばかりに目を向けていると何を正しいとしていいのかの判断がつかなくなることがあります。そうならないように、本を読む時、又は読んだ後には、その本の情報と他の情報を組み合わせて、自分の考えを作るといいと思います。



 4つ目の理由。


  【「知らない」って言うのが恥ずかしいことだと思いこんでしまう。】


 本を読んでると物知りだと思われてしまうことがあり、そうするとなんだか知らないことがあるのが急に恥ずかしく思えるような瞬間があるかもしれません。


 しかし特に神様でもないので、当然知らないことは知りません。


 ていうか、他の人達は必ず何かしらについてあなたを上回る情報を持っています。例えばソーシャルゲームとかかもしれません。


 相手も当然生きてきた分だけ何かに時間を使ってるわけですからね。むしろそこが聞けると面白いんじゃないかなあ。


 以上、読書をする意味、でした。読書はやりすぎると心に悪い劇物なので、用法・用量を守って健康的に読書しましょう。




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